目が見えない?コンタクト対度付きマスクの真実
何千ドルも払って海に来て、高い器材を買ったのに、2メートル先のサメが見えないのか? まったく、呆れたもんだ(Hay naku)。コンタクトレンズに頼るのがどれだけ危ないか、そしてなぜ昔ながらのガラスがいいのか、サンティアゴおじさんが教えてやる。

まったく(Hay naku)。毎日これだ。ここバタンガスでは毎日これを見るよ。
若いダイバーがショップにやってくる。立派な器材。俺の家より高いコンピューター。魚の尻尾みたいな形のフィン。だが、ボートの上で泣いている。なぜか? マスククリアの時にコンタクトレンズをなくしたからだ。
「サンティアゴおじさん(Tatay Santiago)」と、あいつらは言う。「ウミウシが見えません。全部ボヤけてます」
ああ、なんてこった(Susmaryosep)。お前は世界中を旅して、ボート代を払い、空気代を払う。流れに逆らってガイドする俺に金を払う。それなのに、見た目を気にして眼鏡をかけないからジンベエザメを見逃すのか?
いいか、よく聞け。海はお前がカッコいいかなんて気にしちゃいない。海が気にするのは、準備ができているかどうかだけだ。「近視」なら、選択肢はある。目にプラスチックを突っ込むか、ちゃんとしたマスクを買うかだ。
お前が生まれる前から俺は潜っている。水深30メートルで突然目が見えなくなってパニックになるダイバーを何度も見てきた。ちゃんと話をしよう。難しい言葉はなしだ。真実だけを言う。
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目の中のプラスチック:コンタクトレンズ
分かっている、分かっているよ。今の若い奴らは使い捨てコンタクトが好きだよな。便利だって言うだろ。「サンティアゴ、ボートの上でサングラスがかけられるよ」って。
確かに便利だ。トラブルが起きるまではな。
ソフトレンズ、特にワンデーの使い捨てを使っている奴は、自分が賢いと思っている。潜った後に捨てるだけ。掃除もしなくていい。だが、水の中ではこうなるんだ。
「ポロッ」と外れるリスク
水深20メートル。流れが出てくる。マスクが少し浸水するかもしれない。よくあることだ。鼻から息を吐いてマスククリアをする。だが、怖いから目を開けたままだ。
シュッ。マスクの中で水が渦巻く。
もし水が目に当たったら、コンタクトレンズは流される。それだけだ。ポンッ。魚のエサになる。これで片方の目は見えて、片方は見えない。距離感がなくなる。残圧計もちゃんと読めない。100バールか? それとも10バールか? こうして事故が起きるんだ。
細菌のスープ
それに、水のことも考えろ。透き通った青い海でも、小さな生き物が住んでいる。細菌。プランクトン。原生動物。
潜ると圧力が変わる。レンズと眼球の間に気泡ができることもある。汚い海水がレンズの下に閉じ込められたら、そこでおしまいだ。細菌にとっては温かくて湿ったパーティー会場だ。
昔、教え子がいた。日本人の男の子だ。とても礼儀正しかった。彼は1週間コンタクトで潜った。潜った後すぐに外さなかった。彼の目はトマトみたいに真っ赤になった。感染症だ。3日間もダイビングを棒に振った。金の無駄だ。
どうしてもコンタクトを使いたいなら、このおじさんの言うことを聞け:
- ソフトレンズだけを使え。 ハードレンズ(酸素透過性ハードレンズ)? 絶対にダメだ。圧力でレンズの下に気泡が挟まり、レンズが目に吸い付いたり視界がボヤけたりする。すごく痛いぞ。
- ワンデーの使い捨てにしろ。 潜ったらすぐに捨てろ。つけたまま寝るな。
- 目を閉じろ。 マスククリアをする時は、目をしっかり閉じるんだ! 周りを見るな。
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正しい方法:度付きマスク
これが俺の勧めだ。本気のダイバーが使うものだ。
度付きマスクは、ガラスがお前の目に合わせて作られている。あるいは、メインのガラスに矯正レンズを貼り付けてあるものだ。
なぜこっちがいいか? 頑丈だからだ。信頼できる。マスクを丸ごとなくさない限り、流されることはない。もし深いところでマスクをなくしたら、目が見えないことより大きな問題が起きてるはずだぞ、友よ。
「でもサンティアゴ、高いよ!」と言う奴がいる。
高いって? いいマスクは100ドルだ。レンズも100ドルくらいだ。お前のiPhoneはいくらだ? 1000ドルか? iPhoneは防水ケースに入れるだろ? 自分の目も同じくらい大事に扱え。
度付きマスクをかければ、すべてがくっきり見える。サンゴのポリプ。小さなピグミーシーホース。岩の質感まで見える。勘で潜る必要なんてないんだ。
「見た目」の問題
いいか、ボートの上ではマスクを外すと何も見えない。そこだけが欠点だ。太陽の下で目を細めてるモグラみたいに見えるだろうな。
そんなの誰が気にする? お前はダイバーだ。モデルじゃない。仕事をしに、そして見るためにそこにいるんだ。
比較:怠け者の道 vs 職人の道
ほら、表を作ってやった。読め。
| 特徴 | コンタクトレンズ(ソフト/ワンデー) | 度付きマスク |
|---|---|---|
| 費用 | 最初は安い(箱代のみ) | 初期費用が高い(150ドル〜300ドル) |
| 紛失のリスク | 高い。マスクが浸水すれば一発だ。 | 低い。マスクごとなくさない限り大丈夫。 |
| 感染症リスク | 高い。閉じ込められた海水はヤバい。 | ゼロ。眼球に何も触れない。 |
| 陸上での視力 | 完璧。ボートの上でもよく見える。 | 悪い。ボートの上では眼鏡が必要。 |
| 鮮明さ | 良いが、乾いたりズレたりする。 | 抜群。眼鏡をかけているのと同じだ。 |
| 耐久性 | 一回使い捨て。 | 何年ももつ。俺のマスクは犬より長生きだ。 |
| 曇り | 普通に曇る。 | 普通に曇る。 |
乱視の問題
さて、お前らの中には「乱視」の奴もいるな。お前の目はサッカーボールじゃなく、ラグビーボールみたいな形をしている。
普通の既製品の度付きレンズは、だいたい「近視」しか直せない。-2.0とか-4.0とかな。乱視は直らないんだ。
乱視がひどい奴(1.5や2.0以上)は、安いレンズじゃダメだ。魚は見えても、魚が震えているみたいに見えるだろうよ。
選択肢は2つだ:
- オーダーメイドの貼り付けレンズ: 専門の店に行け。医者の処方箋通りに作ってくれる。ガラスをマスクのレンズに接着するんだ。高いぞ。300ドル以上するかもしれない。だが、完璧だ。
- 乱視用コンタクト: オーダーメイドが買えないなら、コンタクトしかない。だが、さっき言ったリスクを忘れるなよ。
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常に予備を持て(「バハラ・ナ」の警告)
フィリピンには「バハラ・ナ(Bahala na)」という言葉がある。「神様にお任せ」とか「なるようになる」という意味だ。
ダイビングでこれをやっちゃいけない。神様は忙しいんだ。自分の身は自分で守れ。
コンタクトを使うなら、ボートに予備を持ってこい。ホテルに置いとくんじゃない。ボートの上だ! もし外れたら、ダイビングの合間に付け直せ。
度付きマスクを使うなら、古い眼鏡をボートに持ってこい。ハードケースに入れろ。浮上したら、マスクを眼鏡に替える。そうしないと、ボートの端から足を踏み外して落ちるぞ。
そして聞け。これはサンティアゴからのプロのアドバイスだ。もしお前の目がすごく悪いなら、-6.0とかそれ以上なら……予備の度付きマスクを持ってこい。
「マスクを2つも持つの、サンティアゴ? 重いよ」
目が見えないよりはマシだ。昔、水深15メートルでマスクのストラップが切れた男をガイドしたことがある。彼は俺の予備マスクを使うしかなかった。俺の予備には度は入ってない。彼は残りの時間、赤ん坊みたいに俺の手を握って潜るしかなかった。根が見えないからだ。全員のダイビングを台無しにした。
あんな奴にはなるな。
結論
テクノロジーはいい。俺もレギュレーターは好きだ。ライトも好きだ。だが、目に関しては? 俺はガラスを信じる。
たまにしか潜らない、暖かい海で年に1回だけ潜るレジャーダイバーなら、いいだろう。ワンデーのコンタクトを使え。マスククリアの時は目を閉じろ。気をつけてな。
だが、本物のダイバーになりたいなら? 流れの中で潜りたいなら? 恐怖心なしにマスク脱着のスキル練習をしたいなら? 度付きマスクを買え。
海はこの地球上で一番美しいものだ。流されるかもしれないボヤけたプラスチックの破片越しに見て、海を侮辱するんじゃない。
はっきりと見ろ。安全に潜れ。あと、トリムを直せ。足がサンゴに当たってるぞ。
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